床屋×雑貨販売の効果と活用事例 〜小田さんの深過ぎる理由〜

更新日:1月14日

晩秋深まる11月の中旬、理容業のご両親と3人でお店を運営する広島市内の「ニューオダ理容室」さんを訪ねて来た。


新型コロナウィルス感染症の余波も落ち着きを見せつつある今、かねてより進めていきたいと考えていた、最も身近な個人事業主の零細店舗巡りを再開したかった。


厚労省の統計によると理容室は、全国におおよそ10万店舗ほどあると言われている。

そしてその95%以上が個人事業主だ。

理容は個人事業主が良い。

それら理由については、また別の機会があれば解説したい。




今回、小田さんを訪ねた理由は「床屋×雑貨販売」を"ある理由"で早くから実行し、小田さんの魅力を存分に感じられる同時、副産物としての効果が抜群に効いているからだ。


このblogを読んでいる方の多くは、小田さんをご存じの方は多くはないはず。

だからこそまずは、小田さんのSNSを覗いてみて欲しい。


ニューオダ理容室とMIRRORのインスタグラム

https://instagram.com/odagari?utm_medium=copy_link







Index
1, 小田さんが雑貨販売を始めたきっかけ
2, 物販は、お客様をより深く考察できる
3, 雑貨販売はコミニュケーションの手段
4, 導入事例
5, 雑貨販売のハードル
6, テストマーケティングは小さく始めるのが基本  




1, 小田さんが雑貨販売を始めたきっかけ


"ある理由"とは何か。


それはズバリ、実家に戻ったばかりで、あまり忙しくなかったから。

だと言うじゃないですか🤣


ご実家の店舗脇にあった倉庫を改装して、少しずつ雑貨を揃えていったそうです。

そのうちにポツポツとお客様が訪れるようになり、そこからさらに散髪へと来客されるようになった方もいたそうです。




2, 物販は、お客様をより深く考察できる


お話を伺う中で特に興味深かったのは、「物販の傾向はお客様の特徴を反映する」ということでした。


確かに、これだけの生活雑貨から嗜好品に至るまでオールジャンルな品揃えがあると、どんなものを選ぶのか?によってお客様の生活習慣や趣向がうかがい知れるだろうと思った。







3, 雑貨販売はコミニュケーションの手段


それらを鑑み小田さんは、雑貨販売を自身のコミニュケーションの手段だと評している。


これは、口下手であまり積極的に会話を進めるタイプではないが、物販を通じると趣向が見え隠れし、そのお客様と対話をするかのように相手を知る手段になっているという。







4, 導入事例


通常、理美容室ではヘアケア関連の商材を扱うことが多い。

しかしながら、小田さんのように雑貨を取り扱うことで、店舗のオリジナリティを演出し、またそれと同時にお客様の趣向を読み解くツールとして活用することがあっても良さそうですね。


バーバースラッシュ(Barber Slash)というワードを聞いたことがありますか?


これは、スラッシュ⇦これ

を用いたカルチャを使った店舗運営を言います。


欧州の1900年代初頭に流行った文化と言われており、床屋と何かの商売を組み合わせたスタイルに使われたそうです。

床屋/花屋、だったり床屋/洋服、床屋/カフェ、などなど。。

まるで現代のトレンドのようですね。


そう考えると床屋と"何か"は、もともと相性が良いと言えます。



5, 雑貨販売のハードル


しかしながら仕入れ額が増えると、そもそも経営体質の悪化につながる可能性もありますし、何を販売するのか?を考えるのも簡単ではないように思います。


通常は、理髪店の原価率は10%以内にとどまる傾向にあり、物販をすることでこの変動費が増えてしまうことは必ずしも良いこととは言えないかもしれません。


この物販を広告効果やブランディングとして捉えると、広告費を加えて予算計上してみてもありだと思います。



6, テストマーケティングは小さく始めるのが基本


理美容室の広告費に対する割合は10〜15%だと思いますので、過剰な広告戦略を採用しているわけじゃない店舗だと、ご自身の店舗売上に対して5〜10%くらいを新たな仕入れとして試してみてはいかがでしょうか?


テストマーケティングは、いきなり大金をぶち込んで賭けに出るのではなく、まずは小さくコツコツとやれる範囲でためしましょう。


そして、それらは販売を目的としているものの、むしろ広告効果(波及効果)が出るものが良いのではないかと思います。


購入されたお客様が、SNSなどでシャアしやすいものや、ご家族へ友人へ向けてのお土産物など。

ちょっと気が利いた物が合いそうです。



peace.




 

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