【所要時間10分】個人理髪店の事業計画書を書いてみよう
更新日:1月24日

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個人経営の理髪店を開業する前や、年のはじめには簡単で良いので事業計画書を作っておくべきです。
しかし、事業計画書になじみがなかったり、何から手をつけて良いのやら。。という疑問がつきものですね。
そこでこの記事では、以下のことについて解説しています。
Index
1,理髪店が事業計画書を書く目的1,理髪店が事業計画書を書く目的
2,理髪店の事業計画書の内容2,理髪店の事業計画書の内容
3,理髪店の事業計画の考え方3,理髪店の事業計画の考え方
事業計画書を書く目的
個人経営の理髪店で毎年律儀に事業計画書を書いているところは多くないと思います。
この記事を必要とするのは以下のような思いがある方々でしょう。
脈々と受け継いできた自営の理髪店だが、先代とは全く異なる将来への不安を感じている。
将来、理容師として独立をしていきたい、もしくは独立したばかりで先行きの不安を感じている。
毎年、業績が伸び悩み、夏くらいには年初の方針等を忘れている。
何かしら思いあたる節があればお役に立てるはずです。
僕自身は両親が理容師ではないので、創業者として理容業を始めました。
2004年(23-24歳)の時です。
そこから数年は計画など特に作ることなく、その日暮らしをすればいいや。という気持ちで毎日を過ごしていました。
レジの釣り銭をポケットに入れて、友人と酒を飲みに行ったり、毎月の売上がいくらだったのかすら興味ないほどです。
そんな20代を過ごしていた僕がなぜ事業計画書の策定を行うようになったのか?その目的はなんだったのか?と言うと。。
家族ができ、このままだと奥さんや子供を不幸に陥れる可能性が高いんじゃないか。。
という不安からでした。
漠然とした不安を抱える中で、自分が何から手をつけて良いのか?すらも思いつかず、時間だけが無情にも過ぎていく🫠
その時の感情を書き殴り、メモをとり始めた。
今思い返してみると、それが事業計画書を書き始めた最初の行動だったのかもしれません。
個人理髪店が事業計画書を書くべき理由・目的は、現状を打破し将来へ繋げるため
世間一般に言う計画書の目的とは少し違いますが、いずれそのような要素も加味した計画書も書けるようになります。
理容業にどっぷり浸かった職人の我々は、事業経営するノウハウを学ぶ機会は多くなかったはずです。ですが、恥ずべきことではありません。初めてみることが大切です。
そして、学ぶ機会が少なかった多くの要因は、修行先のオーナーは、事業経営について素人同然で今現在のあなたと大差ないからです。
何店舗経営してようが、何人のスタッフを抱えていようが、時代が良ければどうにかなってきた世代には無用の産物だったのでしょう。
これからは違います。
計画のない自営業者など淘汰され続ける時代に突入し(ry
事業計画書の具体的な内容
まずは、以下の内容をご覧ください。
個人理髪店の事業計画書サンプル(超簡易版)
【事業内容】
個人経営の理髪店運営
【目的】
地域に根ざした理髪サービスを提供し、地域の方々に満足して頂けるようサービスを提供する。
【予算】
設備投資 200万円、店舗設備 50万円、広告費用 30万円、経費 100万円。
【営業地】
地域に根ざした理髪店を提供するため、地域の中心地に店舗を構える。
【営業時間】
平日 9:00~19:00, 土日 9:00~17:00
【従業員】
経験豊富なスタイリストを1名雇用し、サービスの提供を行う。
【広告宣伝】
地元紙に広告を出し、SNSを活用したプロモーションを行う。
【販売促進】
地域に根ざした理髪店を提供するため、地域のイベントなどに参加し、地域の方々に自分たちの店舗を知って頂く。
以上の項目を内容ごと、どこかへコピペしてください。
次に、内容のうち明らかに貴店とは異なる内容を添削して”自分の店っぽさ”を足しながらアレンジしましょう。
今の段階では、あまり多くを書き過ぎないでいてください。
できるだけ文字数は、同じくらい〜倍の文字数を意識して簡潔にまとめてください。
*高度な計画書を作りたい!
と言う方は、別の記事でご紹介しますのでそちらを参照してください。
以下、サンプル画像


別の機会にこのあたりの詳細な設計方法も解説します。
事業計画の考え方
ここで言うところの事業計画書の考え方では、とにかく簡潔にまとめることを意識してほしいのです。
気合いが入ったその時だけやっても、続かなければ効果を得ることができません。
腹八分目以下くらいで留めておくと、もっときちんとやりたい欲求は、大きなモチベーションと継続につながります。
物足らない程度で良いです。
そしても、もっとも重要なことを以下に書きますので、必ず実行してほしい。
他人に見せること
わかります。めちゃくちゃ抵抗感あります。
これ、身内じゃダメです。
どうしても見せるのが恥ずかしくてキツいって方は、僕に見せてください。
↓↓
おすすめの他人
銀行の担当者(融資を受けている銀行の担当職員)
商工会/商工会議所の職員
自分の顧客として来店している経営者のお客様
このあたりがおすすめです。
もう一度、改めて言いますが、めちゃくちゃ抵抗感ありますよね。
わかります。
だから意味があるんです。
しょぼ過ぎて見せるの辛い。。
僕もそれは同じです。
いまだに自分が作ってきた計画書を他人に見せる時は、恥ずかしいです。
簡易版で作れ→他人に見せろ→辱めを受けろ
個人理髪店を営む、しょうもない理容師たちにエールを送りたい。
「上っ面だけおしゃれにかぶれて、中身グズグズでダサいぞ。」
「お前ら、それで嫁や子を食わしていってるなんて本気で思ってるんか?」