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  • KEIKO

序章 ~小さく勝つの定義と目標~

更新日:2019年12月11日



小さく勝つ方法の前に、勝つとは何の事か?何を目標、目的としているのか?を明確にしておきたいと思います。

この連載における目標と目的は何か?

​家族と共に幸せな人生を送るために

  • 時間割を改善する

  • 所得を十分確保する

この2点を「勝つ」と定義します。

もう少し詳細を書き加えましょう。

「時間を改善する」

皆様、日頃の時間割(タイムスケジュール)はどうなっていますか?

日々の生活の時間は満足しているのでしょうか?

多くの場合、そうではないでしょう。

こちらのタイムスケジュールは、中村の日常(現時点)です。


私自身は、このスケジュールが非常に不満足です。

段階的に改善を図りたいと考えています。

そして、こちらが大凡の目標としてのスケジュール。


大幅に削りたいのは、営業時間(この場合業務全般ではなく、散髪に費やす作業時間)。

人生において、今現在最も非効率だと考えているのは、散髪業務に使う作業時間です。

「散髪屋のくせに散髪の時間減らしてどうするバカがww」と、思う方もいらっしゃるかもしれません。

もし、これ以上興味がなければブラウザ(本書)を閉じましょう。

真意は何か?

私自身、散髪はとっても好きな仕事です。

何より大好きなお客様と喋る時間は代え難い学び多いし、クリエイティヴを肌で感じる貴重な時間です。

しかし、8時間も散髪するのは身体がきついし、精神衛生上も良くない。

シンプルにそれだけです。

生活の糧になるならば、何時間でも仕事をしたい!

そうは思いません。

ほどほどに丁度良い加減でやりたいんです。

私にとって、そう感じていられるのは4時間まで。

それ以上は面倒臭いです。

これはきっと個人差がありますので、それぞれご自身が欲する時間を設定すれば良いと思います。

年間の休日、もしくは1週間のスケジュールはどうでしょうか?

私の希望は、年間200日ほどを理想的な時間割で仕事をこなし、残り165日を休暇、もしくは新しいチャレンジに当てたいです。

最低でも120日は家族で過ごす時間に割きたいです。

まとめると時間に関する条件は以下の通りです。

年間休日/120日

自由日/  45日

仕事日/ 200日

仕事時間 4時間/一日あたり

800時間/年間あたり

「所得を改善する」

そして所得の問題を改善したい。

まずはこちらの統計を見てください。

1.30歳から65歳までの月々にかかる生活費(世帯当たり)

1ヶ月平均  29万6,512円 35年間合計 1億2453万円

[総務省統計]

2.住宅購入費用(ローン)全国平均

3733万円

[住宅金融支援機構統計]

3.子どもの教育費用(子供1人あたり)

767万円(幼稚園から大学まですべて公立) 2,229万円(すべて私立)

[文部科学省/日本学生支援機構統計]

4.定年後にかかる生活費(65歳から75歳まで)

1ヶ月平均22.3万円(普通の暮らし) 1ヶ月平均36.6万円(ゆとりある暮らし)

普通の暮らしで老後10年 – 2676万円 ゆとりある暮らしで老後10年 – 4392万円

※85歳まで生きた場合

普通の暮らしで老後20年 – 5352万円 ゆとりある暮らしで老後20年 – 8784万円

[生命保険文化センター調査]

サラリーマンじゃないので、零細店舗の運営をする上で全く同じ指数に当てはめたり、”普通”を求めるわけでもないので、一概に合わせる必要がありませんが、大雑把な基準としては参考程度になるかもしれません。

しかし想像していると、ゲー出そうです。

私の場合は、嫁と子供三人の五人家族を基準で大雑把に検討します。

ポイントを整理してみると、考慮すべき勝ち方は以下の通り。(順序も大事!)

  1. 家族の人生年表を作成し時間的猶予を認識する

  2. タイムスケジュールを作成し日々の時間的リソースを認識する/目標を立てる

  3. 所得の推移計画を作成する

*参考画像

1、人生年表


祖父母や両親、兄弟や子供など家族のライフイベントを理解し、人生の山場を認識することが大切です。

*人生の優先すべき序列に家族が重要であればw

*画像はダミー

EXELやnumbersで開くと年齢の関数がズレますので、ご自身で調整してください。

例)B2のセルに入力されたいるgoogle用の関数はこちら

=YEAR(B1-$A2)-1899

エクセルやナンバーズだとまた違った関数で年齢を返した方がいいと思います。

a2のセルに入力した誕生日と、b1の西暦から年齢を導出しています。

2、タイムテーブル


日々のタイムスケジュールの積み重ねが全ての時間的リソースです。

効率的に動くためにメタ認知しなければいけません。

3、所得の計画

*この計画は、後日他の章で詳しく記述します

つまり、小さく勝つとは、零細規模における小さいビジネスモデルを活用し、強くたくましく生き抜くという事に他なりません。

他店/他人と比較したり、自虐や妬み嫉みは全く人生の活路を見出す事はできなばかりか足を引っ張る。

そうならないために、自分自身の人生にイノベーションを起こすためのスキームをみなさんと一緒に作り上げていければと思います。

勝つのは他店や他人ではなく、自らのおかれた環境や訪れる課題に対してです。

ロジカルに考え、計画と実行スキーム、その効果測定を用いて零細店舗のあり方を解読してまいります。

次回は、第一章 〜零細理髪店5つの戦略〜です。

もしよかったらご視聴ください。


 

本稿に共感していただいたり、もしくは批判していただきたり、零細店舗を運営する理美容業の皆様と様々なディスカッションをしていけたなら嬉しいです。

シェアしていただき、ぜひご意見を投稿してください。

私が考える全てが正しいわけではなく、むしろ議題として持ち上がるなら、少しでも理美容業界の明日に繋がると考えています。

もちろんそこには”零細の理美容室が儲かれば、中村商店の品物が売れる。”という確固たる下心があります。

どうぞ皆様におかれましては、たんまり稼いでいっぱい買ってください。

宜しくお願いいたします。 中村

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