BLUE VELVET'S®︎ × BarBer & Apparel 中村商店®︎ コラボレーションケープ #1発売のお知らせ
更新日:6月12日
6/15より、BLUE VELVET'S®︎ × BarBer & Apparel 中村商店®︎ コラボレーションケープの販売開始をお知らせいたします。
(販売開始日時は取扱ディーラーへお問い合わせください)
昨年より、Blue Velvet`s®︎の垣野内氏監修のもと、デザイナー石井氏のデザインをリメイクしてオリジナルケープにインストールしました。
50s MODERN BLACK

50s RESORT WHITE

BARBER BOY

TIGER&DRAGON

【販売日程】 2023年6月15日(木) より、『取扱ディーラー各社』にて販売開始。 2023年8月末日 販売終了
販売期間を過ぎてからのご注文、問い合わせ等には対応致しかねますのでご注意ください。
【日本ディーラーリスト】
VINTAGE BARBER SUPPLY ( https://www.vintagebarbersupply.com )
ふじ美容商事 ( https://www.instagram.com/fujibiyoushouji/ )
株式会社ヘアラボ (https://www.hairlabo.com)
株式会社GUTTY ( https://www.guttyinc.vip/ )
その他、取扱ディーラーは順次追記されます。不明な場合、最寄りのディーラーへお問い合わせください。
【国外販売元】
BV GROOMING ( r.ozaki@ozaki-corp.co.jp )
*BarBer & Apparel 中村商店®︎ では、販路における販売情報等に関しては、お問い合わせいただいてもお答えすることができません。予めご了承ください。 【ONLINE STOREでの販売に関する注意事項】 ■BLUE VELVET'S®︎ × BarBer & Apparel 中村商店®︎ コラボレーションケープは、当ウェブストアでの販売を致しません
■販売方法や在庫情報については、ディーラー各社へお問い合わせください
その他の情報は、BLUE VELVET'S/BV GROOMING/BarBer & Apparel 中村商店の各オフィシャルInstagramにて更新させて頂きます。
最後までページをスクロールしていただき、ありがとうございます。
これより先に記載してるのは、中村個人の50sに関する考察や垣野内氏に関する個人的な意見です。特筆すべきことではありませんので、お暇な時にでもご覧ください。
今回のコラボケープは、2022年の秋頃にプロジェクトが立ち上がりました。
垣野内さんといえば、日本を代表する理容師の一人であり、尊敬する大先輩です。
いまだに直接話すには緊張を隠しきれないほどです。
そして、BLUE VELVET'Sといえばロカビリーカルチャー/ダックテイルに特化した理髪店であることは理容師の皆様はご存知の通りかと思いますが、アパレルメーカーとして「GOLDEN LOBBY」を展開していることを知っていたでしょうか?
それだけではなく、50sロカビリーカルチャー全体をカヴァーするためには、アメ車だって取り扱ってしまうし、アイウェアだって手がけてしまう。
"髪を切るのが理容師ではない"
理容師は、文化を啓蒙する業であるべきじゃないだろうか?そんなことを日々考えている中村としては、これほどまでに純粋に長きにわたって、広島という地方都市でずっとその芯となるスタイルを貫き続けていた垣野内氏を尊敬してやまない。
僕個人は、50sカルチャーについてほとんど知っていることはなかったけど、垣野内さんと一緒にお仕事をさせてもらうからには、自分なりに50sを切り取り、現代にアップデートしなければならないと身を引き締めた。

“キング・エルビス”が突如他界したのは1977年のことで、すぐに彼の死を悼む世界中のファンによって“エルビス・リバイバル”が起きている。さらにアメリカの大学生たちがスリフト・ストアで1950年代の古着やアンティークを買い漁るようになったのも1970年代後半頃からの現象だったそうだ。
このように様々なフィフティーズ系ブームが同時期に重なったことで、1980年代初頭にはもうひとつのニューウェーブとして“ネオ・ロカビリー・ムーヴメント” が巻き起こっていたらしい。
これは奇しくも中村が生まれた1980年の真っ只中。
その火付け役となったのが1981年イギリスで大ブレークしたストレイ・キャッツ。

ルーツミュージックを再評価する環境がアメリカ以上に整っていたことが大きな要因だったそうだ。
またこのネオロカ・ムーヴメントは日本の不良カルチャーと交わりながら、1980年代初頭に日本独自のフィフティーズ・ブームを巻き起こし、当時の原宿では週末になるとダンスグループが歩行者天国を埋め尽くし、古着屋が徐々に増え始めていたようだ。
その後の1990年代ごろには、岡山県南部の児島という国内服飾産業の大生産地であったこの土地で育った小、中学生だった僕は、古着のみならず、工場から出来立てほやほやで横流し流通していた洋服を手に入れてはしゃいでいた頃だ。
50sファッションには疎かったが、それでも高校一年生の頃にはボーリングシャツを羽織り、クリーパーシューズに憧れを抱きつつ、チグハグとしたヘアスタイルや、買えぬまま踵を踏み潰したスニーカーで誤魔化して中途半端なコーディネートと呼べぬ田舎の子ヤンキーとして青春時代を過ごしていたことを思い出す。
クリームソーダやペパーミントと言ったトーキョーでしか手に入らないような洋服などは地元で見かけた覚えもない。
僕個人で言えば、どちらかというとスケートブランドやサーフファッションなどに目覚め始めて、襟付きのシャツというより、ヨレヨレのTシャツを好んでき始めた。
そうして、フィフティーズ・カルチャーとはすっかり縁がないまま過ごして43歳を迎える2023年、全く予期せぬ角度から垣野内さんとのコラボをきっかけに掘り起こしてきた次第です。
実は、昨年に50sにまつわるケープを発売していたのをご存知でしょうか?

*Sold out
Cross'n Bonesと名付けたこのケープは、当時の古着パンツに施されたデザインをリバイバルしたものなんですが、ロッケンロール的にクロセンボーンズなんて名前をつけたわけです。
個人的には、すごく気に入っているデザインの一つです。
フィフティーズを背景にしたメンズカルチャーは、多岐に渡りその後の様々なジャンルに根付いているし、ディグっていくと何かとフックする。
ミッドセンチュリーなんてのも、ロカビリーとは違うジャンルとして認識されてるけど、やっぱ50年代なわけで。
だから、今回のコラボ案件においても、並々ならぬ気持ちで挑むことができたし、製品がどうこう以上に、アーカイブとして非常に意義のあることをできたんじゃないかと自負している。
無理に買ってくれとは言いづらいけど、できたら沢山のアーカイブが日本のみならず世界中に散りばめられ、50年くらい経過した僕らの孫世代くらいの人たちが、中村商店のケープに施されたブルーベルベッツのデザインをリバイブして何かその次回にふさわしいものを創ったりするとめちゃくちゃ面白いのになって思う。
最後に、このプロジェクトをご提案くださった尾崎商店の尾崎さんに感謝を🙏
僕みたいなめちゃくちゃ面倒くさい奴の話を最後までちゃんと汲み取ってくれて実働しまくってくれた。
ありがとうございます。
で、ディーラー各社の皆さん。
同じく面倒臭い取引条件をのんで、普段とは違う取引を無理強いしたこと、申し訳ない気持ちと、それ以上に感謝してます。
引き続き、よろしくお願いいたします。
普段、僕はお取引をお断りしているにも関わらず、この度のわがままを受け入れてくださり、ありがとうございます。
動画を作成してくださったIRORIの藤原さん、広島まで撮影に来てくださり編集もすごく気持ちを込めて作ってくださった。
プロモーションに関する条件が調整できず、わずかな期間で公開できなくなってしまったけど、本当に心から感謝しています。
そしてもちろん、BLUE VELVET'Sのみなさん。
尊敬する方々と一緒にお仕事できて光栄です。
ありがとうございます。
天国の石井さん、お会いしたことはないですが、きっとこれからもずっとずっと永遠にデザインがリバイバルされていくように、少しでも紡げたらと思います。ありがとうございます。
コラボ製品をご購入してくださる皆さん、皆さんの心に刺青のように刻める製品創りを今後も心がけていきます。ありがとうございます。
購入検討している方、何してるん?はよ注文せんかい。
peace🤟