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静電気を起こさない生地の選び方

こんにちは、 Michellyです!


本日は前回お話しした、ナイロンとポリエステル違いを踏まえて、

お洋服選びや素材を選ぶ際に静電気を起こしにくい選び方を伝授しようと思います。


目次

1.ナイロンとポリエステルの違い

2.静電気を起こさない生地の選び方


「生地の組み合わせ」次第で、静電気が起こりにくくなる

静電気が起こるのには「衣類の組み合わせ」が関係する場合もあります。

静電気を起こしにくい衣類のコーディネートのコツをご紹介します。


衣類と衣類がこすれると、一方はプラス、もう一方はマイナスの電気を帯びることがあります。

物が電気を帯びることを「帯電」といいますが、帯電している衣類から静電気が「放電」されることによりパチパチとした現象が起こります。


静電気が起きやすいコーディネート例

スカートやブラウス、フリースなどに使われているポリエステルは、マイナスに帯電しやすい素材です。

一方、タイツやセーターなどに使われるナイロンやウールは

プラスに帯電しやすい素材なのでこれらの衣類同士を組み合わせると静電気が発生しやすくなります。


1.ポリエステルのコート + ウールのニット

ポリエステルのトレンチコートもウールのニットと組み合わせると静電気のパチパチが起こりやすくなります。


2.静電気が起きにくいコーディネート例

フリースの下に着るトップスに綿を選べば、脱ぐときのパチパチを軽減できます。


「柔軟剤」と「静電気防止スプレー」で、自由にコーディネートを楽しもう

静電気の心配をせず自由にコーディネートを楽しむには、「柔軟剤」や「静電気防止スプレー」の使用がおすすめです。

お洗濯時に「柔軟剤」を使うと、衣類の繊維の表面に柔軟成分(陽イオン性界面活性剤)が吸着します。

この柔軟成分は潤滑油の働きをするので、衣類同士の摩擦が少なくなり、静電気の発生を抑えてくれます。

さらに、繊維の表面に電気を外に逃がす層もできるので、衣類に静電気がたまりにくくなります。


「静電気防止スプレー」は、着用中に静電気が気になったときや、家庭洗濯ができず柔軟剤が使えない衣類にも使用することができる便利なアイテムです。

下の写真は、ポリエステルのスカートの裾が、ナイロンのタイツに静電気でまつわりついている様子と、静電気防止スプレーを使用した後の様子です。 スカートの裾がタイツにまつわりついている時に、「静電気防止スプレー」を使用することで、静電気が除去され、本来のきれいなシルエットになりました。


「柔軟剤」や「静電気防止スプレー」を活用すれば、どんな素材の衣類を組み合わせても静電気が起こりにくくなるので、おしゃれの幅がもっと広がりますよ!


※画像は花王さんのブログより印象しております。



中村商店のケープを導入する上でも、洗濯ができない素材、柔軟剤の使えない素材など

ございますので、理容師さんもお客さんも気持ちよく使っていただくために、

是非参考にしていただければなと思います。


ではまた!