Hiroshige Nakamura

2023年8月26日5 分

中村商店のケープを使用する価値とは!?

最終更新: 2023年8月27日

先日、Instagramのストーリーズにこのような質問を投稿しました。

中村商店ファミリーの皆さんに向けて

中村商店のケープを使用することで生み出せる価値はなんですか?

に対して、いくつかのレスポンスをいただきましたので、シェアします。

そして、それがどうしてあなたのビジネスに貢献するかについて詳しく解説します。

レスポンスの紹介

ケープを使用し、「応援されている」と感じる要因はなんでしょうか?

彼らは、店舗を横切る通行人の女性に「お洒落なケープですね」と声をかけられた喜びをシェアしてくださったことがあります。

Z李さんを筆頭にした 新宿租界 の皆様が実施されている炊き出しに参加し、自らのスキルを活かしてストリートカットのボランティアを真夏でも毎週火曜日に実施しています。

頭が上がりません。

そんな彼らの行動に応援の声が集まっているし、中村商店のケープは彼らのブランディングにわずかながら貢献できていると確信しています。

@プライベートアカウントのため非表示

これ、確かにあるあるなんです。

座席数+予備で済むはずのケープなのに追加注文をされるお客様の心境と環境の変化。

それは、ブランディングをする上で「顧客」を外すことはできない。

我々の理容は、単純作業ではなく、お一人ずつに施術をすることです。

毎日のルーティンの中で薄れてしまっている、接客について考え直すきっかけが生まれるはずです。

店にとって必要な道具にしかならないものは、使う頻度のみ必要ですが、向き合う対象が「顧客」になると必要性はそれ相応に上がるはずです。

ただ、そうは言っても無限に購入することをお勧めしません。高いし。

ちゃんと考えて、必要数を「座席」ではなく「顧客セグメント」に応じて揃えてみてください。

気分によって、季節によって、スタイルによって、使用するケープを変えることは、必ず顧客の心に届きます。

購入の一歩は「見た目」だったかもしれないが、届いて使用すると「喜び」という感情が生まれる。

そのブチ上がったモチベーションで、接客を施す。

顧客は満足度が上がる。

この連鎖が続くと、自ずと次は一人一人の顧客に向き合うようになるはずです。

これからもモチベーションを高めることができるカッティングケープを制作し続けます。

お客様のキックスを汚さないこと。

細部へ改善を施し、必要なものを改善します。

逆にカッティングケープでなくともできることは、他社さんをリスペクトし回避します。

例えば首元に毛が入らぬよう改善をするべきかずっと悩んでいますが、現時点ではやりません。なぜならば、僕はY.S.Parkさんのネックシャッターを愛しているからです。

彼らのデザインや造形が好きです。

彼らのツールを邪魔したくない。

足元の丈は初期モデルよりも延長し改善を加えた経緯があります。

それは中村商店の責務だからです。

そして両端にあるレザーパーツ(ペニーレザー)は、生地にハリを出し、ケープが美しく着用されるようにしています。

このパーツは、最初期モデルから形は変わっていますが絶対必要な要素として取り入れています。

そして、今ではそれらをペニーレザーと呼んでいます。

ペニーとは米国の貨幣単位です。

なぜ、そのような呼称にしたのか!?

あるイベントで、ヴィンテージサプライのかやきさんに紹介され @syndicatebarbershop のティムさんと会話をしていた時、彼から興奮気味に言われたことがきっかけです。

ティムさんは

「中村、お前のケープについている足元のレザーパーツ。あれは最高だ。お前は分かっている。」

僕もすぐに理解することができました。

その重しとして付けたパーツの重要性に気がついているバーバーは、その当時あまりいなかったのかもしれないし、今でも単なるメーカーでは付けていないところも多い。

ティムさんは写真を見せてくれました。

これまで店舗で使用していた中村商店製のケープではないものを。

そこには、ナイロンテープで貼り付けてある1ペニーが写っていました。

彼は、重しとして硬貨を両端につけて使っていた。

シンジケートバーバーショップでは、もう7年くらい前に送った2ndモデルを今でも使い続けてくれている。

ティムさん、もう買い替えてもええんやで

長持するのはいいことです👼

海外では、意外とサイズの大きなケープがないんですよね。

身体でかいのにね。

チープな消耗品扱いなので、基本的に粗末な部類の中華製です。

中国製品にも高品質なものはめっちゃ沢山ありますので、誤解なさらず🙏

僕の乗っている車も上海製だし。

独自性の追求と価値の提供

中村商店のケープで意識しているのは、皆さんの顧客

僕にとって、使用してくださるバーバーさんは顧客という意識よりも仲間である認識が強いです。

僕も現役の理容師だし。

僕は、自店舗に来てくださるお客様に喜んでもらいたい一心で20年営業をしています。

それはきっと皆さんも一緒ですよね?

だから、少しだけ違った形で僕は皆さんのお客様方にもアプローチしているんです。

皆さんのモチベーションをぶち上げて、皆さんのお客様にニッコリ帰っていただきたい。

それが、中村商店のケープを使用することで生まれる価値だと考えています。

販売サイトの運営方針変更について

これは、決定事項というよりもテストに近い取り組みなんですが、さまざま上記のような思いをつづっていることにも関連していて。。。

ケープの常時販売を取り止めようと思っています。

皆さんの気持ちが昂り、中村商店のケープが本当に必要なタイミングで、本当に必要なバーバーだけに届くようにしたい。

販売方法や、その時期についてはX(旧Twitter)でお知らせします。

ぜひフォローしてください。

https://twitter.com/NK_SUPPLY

新作のリリースをしたばかりですが🙏

ぜひご期待ください!

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